本当は悍ましいグリム童話
塔の底のラプンツェノレ
(Tangled・Rapunzel)
大きい井戸のような塔の中の奥底で。
悲嘆に暮れながら啜り泣く、女性の声音が。
暗闇の中いっぱいに木霊いている。
そこ には、金色の長い長過ぎるブロンドヘアー。
この頭髪を生やした、可憐で美しい娘が。
自らの長過ぎる髪にて、全身を縛り付けられている。
何ひとつ纏うことない、生まれ出たままで。
塔の上部から、吊るし降ろされている。
彼女は塔の上に住んでいた、ラプンツェノレ。
自らの淫行が元で、
育ての母である魔女のゴデールに。 純白の素肌には、痛々しい傷痕や火傷まで。
義母の凄まじい怒りが伺える。
既に、三日ほどが経とうとしているのだが。
二度の食事と折檻以外は、常に吊るされたまま。
そんな彼女には、碌に眠る事すら許されてはいない。
ゴーデルが不肖な義娘に与えた、過酷な罰。
彼女の下半身に張り付く、巨大な妖虫だ。
妖虫は、ラプンツェノレの花弁に頭を埋めて蜜を貪る。
触角と顎を巧に駆使し、時には頭を秘肉の奥へ。
膣内にまで埋め込んで、溢れ出る蜜を貪る。
その度に、啜り泣く声に混じらせて、
淫靡な声色で喘ぎ狂い悶え苦しむ。
ラプンツェルは、直下に広がる赤茶けた水面に
映し出された、哀れな自らの姿を見つめる。
自らの悲運な運命を悲嘆して悔やみながら、
ゴーデルにより、塔の窓から突き落とされた
愛する男・ブリンの無事と、苦痛と陵辱に満ちた
悪夢が、早く終わる事を切に願い祈るのであった。 |